4.26土 不自由な国「中国」は、不自由なままオリンピックへ

Posted by タカハシ on 4 月 27th, 2008 14:03

今日は号外版。

長野の聖火リレーでは、テレビを見ている限り、数人の逮捕と「小競り合い」で大きな混乱も無く無事に終わったように見えた・・・が、実際は全然違っていたようだ。

私は、ネット上では「左派」に分類されているようだけど、自分としては右も左もしっくり来ない。チベット支持・中国批判は、マスコミによるとネット右翼が関わっているように報道しているところもある。しかし、それだけだとは思わない。あまりにも酷い中国のやり方に、世界中が怒りと危機感を持ち、多くの“普通の”日本人も同じように危機感を持ったのだと思う。むしろ、戦争で暴走してしまった日本人こそ、その危険さをDNAとして刻んでいるのではないか。

今回の聖火リレーは、「愛国心」の名の下、大量動員により中国国旗に占領されたわけで、もし日本で再びオリンピックを行うことになったとき、中国の聖火リレーで大量の日本人が日の丸で会場を占拠したら、いったいどのようなことになるか。

そう考えると、長野県警は中国人のみに便宜を図ることにより、暴動を抑えたということで、逆に良くやったと言えるかもしれない。 

まず、福原愛ちゃんが走っている時に飛び込んできた男性に関しては、「台湾国籍」とだけしか報道されていなかったが、産経新聞で詳細がスクープされている。
「フリーチベット」の叫び届かず亡命2世 泣きながら乱入 聖火リレー(産経MSN)
記事からの引用
 男は、台湾に住む亡命チベット人2世の古物商、タシィ・ツゥリンさん(42)。「私はオリンピックに反対しているわけではない。ただ、チベットの惨状を全世界に訴える絶好の機会だと思っている」。この日朝、沿道の別の場所でチベットの旗を広げていたタシィさんは記者にそう話していた。

 タシィさんは、中国のチベット侵攻後の1959年、チベットからインドに亡命し、その地で生まれた。紛争は直接経験していないが、父親の壮絶な体験がタシィさんの心に刻み込まれている。

 父親は紛争の最中、政治的理由で中国公安当局に拘束され、死刑を宣告された。しかし執行の前日、一か八か、小さな窓から絶壁に向かって飛び降りて脱走、一命を取り留めた。その後、夫婦で当時7歳だった兄を連れて2週間かけて、命からがらヒマラヤ山脈を越えたという。

 「チベット独立は両親の悲願でもある。それを実現するためには、残りすべての人生を犠牲にする覚悟がある」

 チベット難民として暮らしたインドでは、常に「どこにも所属しないホームレスのような感じだった」。しかし、ダライ・ラマ14世の言葉に接し、考え方が変わった。「チベットはチベット人のもの。暴力を使わず、平和的に訴えることで、私たちの『自由』を取り戻したい」。

 タシィさんは25日夜に長野入り。タイの聖火リレーでも抗議活動に参加したが、そのときと比べると、日本のほうがチベット支援者が多いことに驚いたといい、「応援してくれる日本のみなさんに感謝している」と述べていた。 

彼は、聖火リレーを妨害するのが目的ではなく、チベットの惨状を訴えたかったのだ。それは彼の飛び出し方を見ればわかる。私もその瞬間をテレビで見ていたが、聖火の方に飛び出したのではなく、テレビに向いて飛び出していた。

そして、前回のエントリーで「YouTubeにアップするべきだ」と書いた手前、チェックしてみたら、やはりいろいろなビデオがアップされていた。

あの出発地点での異様な中国国旗は、チベット国旗を持っている人は入れてもらえなかったらしい。

後編

長野駅前の様子

中国批判のプラカードを破り捨てる中国人

 

中国国旗を立ててハコ乗りの車を警察は無視

 

私は、これらの映像を冷静に見ているつもりであっても、怒りで震えるくらいの感情がこみ上げてきた。

このような国に対し、私たちは隣人として付き合って行けるのだろうか。
もちろん、市民レベルや企業レベルでの草の根的な交流が最も大事であることには変わりない。しかし、この国は根本的に何かが足りないのではないかと思う。

パクリ遊園地をみてもわかるように、モラルが足りず報道や思想の自由も無く、財力と公害、そして圧倒的な人口だけを持ってしまった悲劇の国家が中国なのだろう。

最も大きな問題は、今回の長野での聖火リレーを、中国は都合の良い映像だけを使って「成功」と報道したことだ。検索エンジンにすら圧力をかける国家の真の自由化は、まだ遠い。