12.2水 いままでこの国では、適正価格の予算というものが考えられたことが無かったのだろうか。
あらら、前回の更新から一週間。しかも、もう師走だあ。
本当はツイッター並の短さでもいいんだけど、それじゃ「ツイッターでいいじゃん」ということになるので、これからしばらくは頻度と量が減りそう。でも、ゼミの材料にもするので、なるべく数だけは減らさないようにします。
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さて、日本の頭脳が、あまりお利口でないと分かってしまうくらいだから、スポーツ選手ともなれば、某勢力からすればこんなこと言わせるのは簡単なのかもしれない。
事業仕分けにメダリスト「NO!」(スポーツ報知)
政府による「事業仕分け」で、日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化事業への国庫補助金約27億円を含む約33億円が縮減対象となったことを受け、フェンシングの太田雄貴(24)=森永製菓=らオリンピアン11人が1日、都内で共同会見を行い、「強化費縮減反対」を訴えた。
その中で、
アーチェリーの山本博(47)=日体大女短大教=は「選考会を通るたびに家内に自己負担金の振り込み用紙を見せて頭を下げている。もう一度、形のない財産との向き合い方を考えてほしい」
単純な疑問として、この33億円があれば山本氏の自己負担金は無くなるのだろうか?選考会に通って、女房に頭を下げるなんていうのは、別の問題があるのではないか。
もっと単純な疑問として、いったいいくらあれば、マイナースポーツにまで十分な支援が行き渡るのだろうか?
競泳の入江陵介(19)=近大=は「ロンドン五輪やその先に取れるはずのメダルも取れなくなるかも」
逆に言うと、この33億円があれば、取れるはずのメダルはちゃんと取れるのか?
ほとんどすべての事業に言えることだろうけれど、「毎年貰っていた」「貰えるはず」の予算がつかなくなるということで慌てるのはわかる。しかし、その予算がいったいどこに消えていくのか、ひな壇に並んだ学者やスポーツ選手は、わかっているのだろうか。
そして、そもそもいくらあったら目的が達成されるのか。
今回のスポーツ選手強化費用であれば、33億円などということではなく、100億とか200億とかが本当は必要なのかもしれない。
今回の概算要求は、本当に必要な額を考えているのだろうか。「これくらいのところで」とどこかの誰かが適当なさじ加減で決めているだけではないのか。しかも、中抜きされてしまっていると、さらに大幅に引かれた残りが現場に下りてくるので、先の山本氏のように、いくらもらっても、女房に頭を下げることになってしまうのだ。
なんだか疑問ばかり。
そりゃあ、予算は多い方が良いに決まっている。
しかし、「昨年がこれくらいだったから、今年はこんな感じで」とか「こっちを増やすから、こっちを減らす」とかの金額ありきのバランスで決めるものではなく、本来は「この金額が必要なんだけど、企業・団体、自治体や寄付などではこれくらいが限度なので、国の補助がこれだけ欲しい」と要求しないと、必要なところにお金がいくまでに途中でダラダラ漏れてしまうだろう。
一端白紙にし、天下り財団にジャブジャブつぎ込む国民の金を取り戻して、本来必要なところに適正な価格の予算を付けることが必要なのではないだろうか。
科学者たちも、スポーツ選手も、怒りの矛先を向けるべき相手は事業仕分けの担当者ではなく、今まで自分たちためになるはずの研究費や強化費用を、私利私欲のために懐に入れてきた、本当の悪人たちだ。
今まで暗闇の中で蠢いていたその外道どもを、やっと国民が見える所に引きずり出すきっかけを作っただけでも仕分けの意義があり、それを感じているからこそ、国民の支持が高いのだと思う。
何が問われているかわからなければ、わかるまで毎年やれば良い。

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