1.5月 「新党ありき」ではなかった渡辺喜美議員が、麻生首相に突きつけた三行半の内容
多くの会社は、今日が仕事始め。
私は、3日が実質的な仕事始めとなったので全く実感は湧かなかったけど、電車や街の雰囲気が、目覚めを感じさせる。
昼、上野へ。上野の街を歩くのは何年ぶりだろう。もしかしたら10年以上は歩いていないかもしれない。
夕方、神奈川ネット打ち合わせ。
仕事始めということで、積み残してある課題の確認が主な議題。
終わってから関内の中華料理屋で軽く新年会。
良く食べて良く喋って、「今年もよろしくお願いします」。
・・・

渡辺喜美氏
渡辺喜美氏の離党発言は、離党発言ばかりが強調して報道されているけど、なぜ1月5日に合わせてこの発言を行ったか考えてみる必要があるのではないだろうか。
新党立ち上げが目的で、党内に同調者がいれば年末か元旦に最大のチャンスがあったはずなので、これは無いでしょう。
となると、どういった理由なのか?
彼が首相宛に提出した文書(後述)を読むと、「恨み」とも言えるほどの怨念が感じられる。
それは、麻生首相が公務員改革を潰したことによる「怒り」だ。
おそらく、彼は本気で公務員改革を行おうとしていた。天下りを根絶しようとしていた。だから、公務員改革法案が通ったときは涙を流して喜んだのだ。しかし、それをいとも簡単に反故にされたことで、彼の怒りは頂点に達した。
そして、いち政治家として麻生内閣に三行半を突きつけたのだ。
だから、彼にとって一番の望みは、自民党で麻生内閣を替えて、公務員改革を始め、本当に国民の側に立った政策を実行できる内閣を作り直したかったことだ。
しかし、それが無理だと言うことは良くわかっているので、最後通牒を突きつけたということではないだろうか。
彼にとっては、さっさと離党して、続く同志を待つ方がずっと楽だ。
しかし、それではひとつの野党議員として数に取り込まれて終わってしまう。
だから、最も政府を揺さぶることのできる作戦として、自民党にできる限り残って訴え続けることを選んだのだろう。野党席で野党議員の一人として勘定されるよりは、与党席でたった一人の反乱をすることを選んだのだ。
彼の行動によって、第二次補正予算案採決時に、いきなりクライマックスを迎える可能性が出てきた。同調する議員はまだいないかもしれない。
しかし、志を同じくする議員は胸を締め付けられる思いだろう。
みなさん、すでに名前が挙がっている有名な議員の他に、柴山昌彦とか山内康一といった名前も覚えておいてください。彼らは自民党議員ですが、いざとなったら立ち上がると私は思っています。
渡辺喜美議員が麻生首相に宛てて提出した文書
渡辺氏、首相に文書で要求も「離党」同調の動き見あたらず(産経MSN)より
時間があったら読んでみてください。まさに正論。
自由民主党総裁
麻生太郎殿
世界の金融経済危機は車に加速度をつけながら進行している。日本経済の牽引車であった自動車産業等が急速に生産縮小・雇用削減に追い込まれているのはその象徴である。巷には失業者があふれ、人心は倦(う)んでいる。
しかるに、党にあっては「安政の大獄」と称される自由な言論を封殺する状況が仄聞(そくぶん)される。麻生内閣にあっては、各省企画立案の「三段ロケット」と称する対応策を作ったものの、ねじれ国会の中でスピード感を持って建設的妥協を図ろうという姿勢は全く見られない。
昨年10月に立案された定額給付金は、その後の派遣切り・パート切りなど雇用情勢の急激な悪化の中で「生活防衛」としてのメリハリは更に失われてしまった。「同じ2兆円を使うならもっとましな使い方があるだろう」「具体的な金の使い方は地方にまかせるべきだ」という巷の声に麻生総理は耳を傾けるべきである。
政府が作った予算は一度国会に提出したら1円たりとも修正はさせないという発想は、我が国特有の官僚内閣制に由来する。現下のような非常事態であればなおのこと、国会は国民の為に「よりましな」妥協案を作る必要がある。政権政党の指導者はそのような度量を持たなければならない。
本来、解散総選挙を先送りしているところに国民の閉塞感の根本原因がある。総選挙用の作りかけのマニフェストは封印され、各省の権益確保むき出しの議論を横行させた。非常時対応に名を借りた予算ふくらまし作戦で当面糊塗されているものの、国民の信認なき政治態勢は、真の政治主導(官邸主導)とはほど遠く、各省割拠主義を跋扈(ばっこ)させるのみである。
官僚内閣制のもとでは、総理大臣は誰でもよく、使い捨てを常とする。年末のどさくさに紛れて作った天下り関連政令は、麻生内閣が霞が関守旧派の代弁者であることを露呈させた。すなわち、再就職等監視委員会の委員が任命されなければ不可能になる今後3年間の各省天下り斡旋を、総理の承認において行えるようにしたこと、今まで密かにやってきた渡り斡旋を是認したこと、などは党行革本部の平場の議論などまったくなされず決定された言語道断の暴挙である。「天下りを根絶すべし」という国民の声は完全に無視された。
内閣人事局にかかる人事制度改革も中身が見えない。年功序列の固定身分制で降格・減給もクビもない制度の延長上に天下りがある。民間が大不況の中で苦しんでいる時、公務員の世界は労働基本権の制度や身分保障にアグラをかいた仕組みの給与法に守られて、ボーナスのカットすらできない。公正中立の名のもとに、総理や大臣の言うことを聞かず、国民の利益より省益の死守に走る。消費税を上げる前に公務員給与のカットを行うべきである。内閣人事局の設置は、任用制度や給与制度の改革とセットでなければならないのに、その政治意思も伝わってこない。
また、無駄遣いのシンボルである雇用能力開発機構は福田内閣当時、廃止・解体・整理が決められた。しかし、麻生内閣において高齢・障害者雇用支援機構との統合という手段によってカンバンの架け替えすらなっていない温存がはかられた。消費税増税の前に徹底した行政改革を行う方針ではなかったのか。
100年に一度の大津波に際しては100年に一度の危機管理プランを作り、100年に一度の政治体制をもって実行せねばならない。風雲急を告げる国際情勢を考えても、早急に総選挙を経て第1党と第2党が組んだ危機管理内閣を作るべきである。官僚内閣制から真の議院内閣制への転換をはかり、政治主導と地域主権を先取りした非常時対応策を実行しなければならない。危機に臨んでこそ政治家の真価は問われる。今こそ為政者は党利党略を排し、至醇な熱烈な情緒と精神をもって、国家と国民のために命を燃やす時である。日本はひとつ。
為政者が確乎(かっこ)たる主義・信念に基づいた政策によって政治を動かさぬ限り国家国民は崩壊の危機を免れない。私は政治生命を賭して麻生総理に提言する。
1、衆議院を早期に解散すべきである。総選挙後すみやかに危機管理内閣を立ち上げるべきである。
2、定額給付金を撤回し、2兆円を地方による緊急弱者対策に振り向けるなど、2時補正予算案の修正を国会において行うべきである。
3、今国会における内閣人事局関連法案の中に、任用・給与制度改革法を入れること。給与法改正を行い、国家公務員人件費を来年度よりカット(目標2割)すべきである。
4、各省による天下り斡旋の総理による承認と、渡り斡旋を容認した政令等を撤回すべきである。雇用能力開発機構を統合する閣議決定を撤回し、福田内閣当時の廃止・解体・整理の方針にそって決定し直すべきである。
5、国家戦略スタッフを官邸に配し、経済危機対応特別予算勘定を創設し、その企画立案にあたらせる。政府紙幣を発行し財源とする。
6、平成復興銀行を創設し倒産隔離と産業再生を行なう。同行において上場株式の市場買取を行い、塩漬け金庫株とする。財源は政府紙幣とする。
7、社会保障個人口座を創設し、国民本位の仕組みを作る。年金・医療・介護のお好みメニュー方式を導入し、納税者番号とセットで低所得者層への給付付き税額控除制度を作る。
以上の提言が速やかかつ真摯に検討及び審議されない場合、私は政治家として義命により自由民主党を離党する。


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