11.17火 個人でも簡単にインターネット上でライブ配信が出来る時代。問題はコンテンツ。

2009年 11月 18日 水曜日 2:30 AM Comments off

木曜日に業務上の大作業とイベントがあるので、次回更新はたぶん金曜日か土曜日頃の予定。

以前から懸案だった、USTREAMとスティッカム(Stickam)でのライブ配信を実際にやってみました。

BSW20K04HGM

BSW20K04HGM

カメラは、iMac内蔵カメラとBuffaloのBSW20K04HGM。

音声はとりあえずBSW20K04HGM付属のイヤフォンマイク。

両方とも思ったよりも簡単にできたけど、しっかり活用するには何度か試してみないとダメかな。

まだ双方の違いが良くわからないけど、1回だけやってみた感じでは、

  • 映像主体で見せるにはUSTREAM
  • コミュニケーションを重視するにはStickam
  • TwitterやFacebookなどとの連携にはUSTREAM
  • 敷居の低さではStickam(日本語化されている)

といったところかなあ。

回線の安定性や音声の具合などは、他の人の感想を参考にするか、実際に自分でやってみないとわからない。

サイトの雰囲気や、ツイッターとの親和性からするとUSTREAMなんだけど、特にコメントは必要ないといった場合や、とにかく気楽にやりたいという時にはどうもスティッカムの方が合っているような気がします。

今考えているのは、今週と12月上旬のイベントのライブ配信をテスト的に行うことなので、今週の配信はUSTREAMで行い、12月はスティッカムにしようか・・・。

あくまでも、現在考えているのはラジオ。映像はオマケ。

UA-4FX

UA-4FX

事務所をスタジオっぽく使うことを考えると、最低8チャンネルくらいのミキサーは欲しいけど、「出張セット」みたいなものも作る必要があると思うので、上記のカメラに加えて揃えるのは、古巣のローランド(EDIROL)UA-4FX。
これならMacBookAirでもUSBから音声を取れるので大丈夫のはず。

というわけで、実際に決まったら、このページ内かサイドバーに映像を流します。

11.16月 仕分け作業に対する文科省の「ご意見募集」は、そのまますなおに受け取れないような違和感を感じる。

2009年 11月 17日 火曜日 3:20 AM Comments off

まずいまずい。

抱えている仕事の一つがかなり困難な状況になってきてしまった。
新人アーテイストのライブイベントを見に行ったり、鼻毛を抜いて「二本抜いたら二本とも白髪だった」などと憂えている場合ではない。

今日は、某シンクタンクから「インターネットと政治・選挙」に関してインタビューを受けた。日本における政治や選挙へのインターネット利用は、アメリカや韓国のようにはいかないということや、これから行われるインターネット解禁から将来の選挙・政治利用について、普段考えていることをダーッと2時間程話し続けた。そのうち20%程度は『電網参謀』に書いてあったことなので、「読んで欲しいなあ」と思ったけど、小心者の私は言えませんでした(^^;

そんなこんなで事業仕分けのライブ中継も全く見ることができなかった(涙)。
いろいろと新しい出来事も起きているようで、文科省がパブコメの募集を始めたようだ(正確にはパブリックコメントという表現はふさわしくないかもしれないけど)。

行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください(文科省)

ツイッター上を見ると歓迎の意見が多いようで、私も悪いことではないと思うけど、ちょっと否定的に見てしまう部分もある。

まずは、集まった意見をどうするか書いていない点。
「多くの国民の皆様の声を予算編成に生かしていく観点から」としか書いていない。公開するのかしないのか。公開するとしたらどこに、どのような形で。

おそらく、ひとつひとつの事業に寄せられる意見は、当事者サイドに立ったものが多いでしょう。関係者が多いかもしれない。
個々の事業に関係ない国民からすると、それぞれの事業にコメントするのは、かなり敷居が高いからだ。

そうなると、既得権益を失いたくない人からすれば、なんとか予算を付けてもらいたいわけだから、「この事業は必要なのだから、予算を削るのはおかしい」というコメントになる。

それでは「多くの国民の皆様の声を」 ということにはならないのではないだろうか。

いったい、文科省は何をしたいのだろうか?

また、こういった動きを見ていると、今の仕分け作業が、「政府側民主党」と「国会側民主党」とのバトルにも見える。

鈴木寛、中川正春・高井美穂、 後藤斎といった担当副大臣・政務官が、仕分け結果と同じ結論を持っていれば整合性は付くけど、予算を削減されたくない文科省側の主張を代弁するようなことがあれば、政権与党内で“ねじれ”現象が発生することになる。

三権分立だと言っても、事業仕分けは議会がやっているわけではなく、建前上は今まで密室で行われていた予算策定作業を公にしている、というものなので、その中で民主党議員同士が対立するという変な構図になっている。

民主党政権での取り組み。一年間は試行錯誤だと思うが、その試行錯誤が予算のムダを徹底的に省いていく結果になるように、国民の側も建設的な意見と、自らの行動によって参加していく必要がありそうだ。

もう一つ。電源問題がある。

先日紹介したそらのさんのライブ中継で、初日は会場の電源が使えたものの、翌日は使えなくなり、今度はそらのさんだけが使えるようになったら、あるところからクレームが付いて使えなくなってしまったというものだ。

「会場は公共のものなので、勝手にコンセントを使えない」ということであれば、そういった規約があるはずだ。テレビ局は膨大な電源が必要なので、自前の電源を持ってきているのは当然のことであり、「そらのさんだけずるい」ということであれば、初日から自前の電源にさせるべきだったろう。

今になって使用を不可とするのは、反響の大きさを快く思わない一部の力が働いたのではないか。

それで貸してもらえないということになってしまうのであれば、自前で持ち込んででも中継を成し遂げてやろうじゃないの、と私は思ってしまう(私が撮影するわけじゃないけど)。

本当は、第1グループ、第2グループも公式のものではなく、ツイッターと連動した独自のライブ中継が欲しいところだけど今回は無理なので、第3グループだけでも中継をやり通す意義はあると思う。

全部終わったときに、ネット上の反応、マスコミの報道、そして民意(支持率等)がどのように変化するのか、しっかりと見届けたい。

11.14土 ブレイク必至。絶妙なプロモーションと実力の『Juliet』、日本のヒップホップもここまで来たか『TRIPLE-P』

2009年 11月 15日 日曜日 21:16 PM Comments off

突然ですが、「oricon Sound Blowin’」を見てきました。
オリコン注目の新人アーティストのライブイベント( 公式サイト)。

「500組1000名様を無料招待!」ということになっていて、当然若者のカップルが多かったわけだけど、こちらはなんとオヤジ2人組。シンクタンク2005の鈴木さんといっしょでした。

鈴木さんはオリコンのサイトに登録していて、このイベントは前回も行ったと言うことでした。さすが永遠の15歳!
私は、ローランド時代にアマチュアバンドをいろいろ見てきたし、自分でもバンドをやっていたこともあって興味津々。

出演者は以下の通り
Hundred Percent Free(ハンドレッドパーセントフリー)
吉田山田
熊谷育美(クマガイ イクミ)
マリア
Juliet(ジュリエット)
Purple Days (パープルデイズ)
TRIPLE-P(トリプルピー)

西野カナ:ゲスト

ダイノジ:MC

各アーティスト3〜4曲でトータル約5時間弱立ちっぱなしという過酷なライブだったけど、それぞれクオリティが高く、個性もあったので飽きずに楽しめました。

その中で、「これは!」と思ったのが、JulietTRIPLE-P

Julietは、

海とマルキューが好きなマイコ、ユミ、ハミの女子ボーカルユニット。正統派ギャルのマイコは、しっかり者で3人のまとめ役。ユミは、フワフワしているけど、絶対音感を持つアーティスト肌の和み系。クールで男気があるハミは、喋りが立つ引き締め役。人気ギャルモデルによるプロデューサーチーム・Romeo監修のもと、2009年8月シングル「ナツラブ」で“覆面ギャルユニット”としてデビュー。11月4日には1stアルバム『ラブ』を発売。

『ナツラブ』プロモーションビデオ

『フユラブ』プロモーションビデオ
(埋め込めないのでリンクで)

ということで、Perfumeがアキバオタク狙いの女の子3人組とすると、Julietは渋谷ギャル(という言葉が適切かどうかわからないけど)に支持される女の子3人組といった感じ。

とにかくコーラスが上手くて曲も良い。最初に顔出しせずにデビューし、着うたランキングで連続トップを飾るなど、プロモーションの良さが際だっていました。

TRIPLE-Pは、

沖縄出身のALICEとSHUMによる姉弟ユニット。好きな音楽ジャンルも同じという2人が、共に楽曲制作も手掛けている。05年4月、沖縄限定で発売したシングル「夢」でインディーズデビューを果たし、翌年シングル「どこまでも!!」で全国デビュー。07年にはアントニオ猪木とのコラボシングル「道」をリリース。さらに09年には、夏フェス『サマーソニック’09』でアントニオ猪木&ボブ・サップと共演し、多くの話題を集めた注目株。

フェロモンをまき散らしている姉のALICEに目は釘付けだったけど、弟のSHUMによるラップとパフォーマンスは国際級で、ライブ映像(DVD買っちゃたんです)を見ると、AKAIprofessionalのMPC2500を使った即興のトラック制作と、それに合わせたベース演奏のパフォーマンスもすごかった。

「日本のヒップホップもここまで来たか!」という感じ。

TRIPLE-P「BabyBaby」Full・HDバージョン
YouTube Preview Image

TRIPLE-P「ヘンゼルとグレーテル」 Full・HDバージョン
YouTube Preview Image

他のアーティストも良かったけど、マリアはキャラが良いのにそれを生かしきれておらず、ライブも段取りが悪かったし、Purple Daysは個性を出せずにTMネットワークのコピーバンドにしか見えなかった。Hundred Percent Freeは個人的に好きなバンド。でも難しいかなあ。

イベントでは当然のことながら写真撮影や録音は禁止。複数のプロダクションが絡んでいることもあり、しょうがないと思うけど、プロモーション目的であれば、写真や録音は自由にして、ブログやツイッターでガンガン流させた方が良いと思うがどうでしょう?

体力的にオヤジにはきつかったけど(鈴木さんは15歳なので大丈夫)、今度始めるプロジェクトに関しても非常に参考になった。

せっかくなので、一つでも多くのアーティストにブレイクしてもらいたい。

次回も行こうかな。

11.13金 事業仕分け3日目。「二重構造だと指摘されました」と問題の本質を分かっていた毛利衛さんに対し、ツイッター内で十分な議論が出来る可能性は無い。

2009年 11月 14日 土曜日 3:23 AM コメント 2 件

途中と最後の部分を加筆しました(14日13時22分)

一昨日のエントリーでは、ライブ中継+ツイッターの可能性を絶賛したのに、今日は失望を感じる結果となってしまった。もう少しまともだと思っていたんだけど。

経理の打ち合わせが終わって「ながらライブ」のようなことをやり始めると、やはり仕事の効率が落ちてしまう(涙)。さらに「小飼弾さんと開発の山路さんのダダ漏れインタビュー」を見ながら、第2ワーキンググループの事業仕分けをライブで聞いていると頭の中がいっぱいいっぱいになってしまう。でも面白いけど。

インタビューが終わって、引き続き第2ワーキンググループの映像を見ながら、ツイッターで第3グループのハッシュタグをクリックしてみると、あれ?なんだか不穏な空気。

丁々発止のやりとりと並行して、予算が削られることへの批判から、仕分け人へのキツい批判が多くなっている、いわば「炎上」状態だ。

「もう論文を書く気がない」「求職活動を始める」などはまだ可愛いもので、外国人参政権を取り上げたり、中には「最悪のシナリオでは日本は滅びる」といったものまであり、軽い集団ヒステリー状態になっていた。

そんな中、元宇宙飛行士で日本科学未来館館長の毛利衛さんが、日本科学未来館を運営する科学技術広報財団への助成金を要求する側として登場してから空気は一変した。
とにかく仕分け人からの質問に対する回答が早くて的確だ。そして自分の主張や夢も盛り込んでいく。

ツイッター上には「毛利さん、すげー」「毛利さんかっけー」などと言った簡単なものから、プレゼンの上手さを評するものなども登場し、騒然とした雰囲気になった。

ただ、聞いていると、日本科学未来館について第三者に評価してもらった時に、「二重構造を指摘された」と毛利さんは答えた。毛利さん自身、何が問題なのか実はわかっているように思えた。それは、事業仕分けが終わってから出された、以下のコメントに現されている。

行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け」の結果について

11月13日に開催された政府の行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け」の結果、日本科学未来館は「予算の縮減努力をおこなう。条件として、運営業務を担っている科学技術広報財団を見直す。」ということになりました。これは、科学技術広報財団自体に問題があるのではなく、日本科学未来館の中の二重構造自体に問題があるということです。これを期に、一体的な組織として活動できるよう努力してまいります。

日本科学未来館 館長 毛利衛(日本科学未来館サイトより

そう。結果は「予算の縮減努力をおこなう。条件として、運営業務を担っている科学技術広報財団を見直す」なのだ。
ところが、結果をちゃんと聞いていないのか、聞いていても頭に血が上ってしまっているのか、「未来館廃止」のコメントがどんどん入ってくる。

仕分け人のいったい何人が「未来館は廃止」などと言ったのか?

こうなると、別にツイッターでなくとも議論にはならない。「予算が削られる」と思った瞬間に思考が停止してしまって、税金がどのように使われていて、それは妥当なのかというところまで考えが行かなくなるのだ。

たとえば、財団を大幅にリストラして、余った資金と人事権を毛利さんに与えたら、未来館は今よりもっと良くなるのではないか。

おそらく今までは、密室で決められた財団の予算を有効活用するわけでなく、毛利さんのパーソナリティと経営努力によって毎年伸びてきたのだと思う。

であれば、今まで隠されていたお金の流れを明らかにし、途中搾取を無くすことにより、我々の税金をさらに日本の科学技術振興に役立てていくチャンスが来たとは考えられないだろうか。

スーパーコンピューター(スパコン)にしても、世界に誇る富士通、日立、NECの大型コンピューターメーカーのうち、すでに経営上の理由で日立とNECが撤退したところに、今までと同じように予算を注ぎ込んで、本当に世界最高のスパコンを作ることができるのだろうか。現在でも国産品ではないスパコンを使用している分野があるのに、無理して国産でいくことの意味はなんだ?スパコンは海外製にしておいて、研究にお金を投じるといった発想はだめなのだろうか?
個人的にはBTRONも守れなかった日本に何が「国産スーパーコンピューターだ」と言いたい。

さらに、今回「仕分けられる」方の財団関係者や官僚たちは、事業仕分けが始まってから丸二日間あったのに、仕分け人の質問や進め方を予測して、あらかじめ論破できるだけの準備をしてこなかったのか?もし、毛利さんが何らかの理由で会場に来られなかったら、いったいどうなっていたのだろう?

ああ、だめだ。眠くて起きていられない。

最後のまとめは、起きてから書きます。

というわけで続きです。

今回の仕分け程度の結果を見て、「もう日本の研究開発は終わりだ」などと嘆き、仕分け人を攻撃する風潮が出てくるのであれば、そんな研究開発は辞めてしまえ、と言いたい。

なぜ、この仕分け作業があるのか。公開されることにより何が明らかになっているのか。今回の仕分け対象になった事業の予算が縮小・廃止されることにより、どのような影響が日本の研究開発全体に及ぼされるのか。そして、解決策は何か。

その程度のことを考えられない技術者や研究者、そしてその卵たちに日本の将来を任せるほど、日本は余裕を持ち合わせてはいないのだ。

11.11水 行政史上画期的な出来事だった『事業仕分け』。メディアにおいても、一つの大きな出来事があった。

2009年 11月 12日 木曜日 2:08 AM Comments off

最近更新頻度が落ちているのは、単に忙しいと言うこともあるけど、ツイッター疲れというのもあるかもしれませんね。

・・・
さて、今日は非常に興味深いものを見せてもらった一日だった。
なんだか、ここ一ヶ月は、泣いたり感動したりヘロヘロになったり、毎日脳みそがジェットコースターに乗っている感じ(物書きだったら、もうちょっと気の利いた表現をするんだろうなあ)。

今日は昼前に、最近おつきあいいただいている@muratanobuyukiさんのつぶやきを見て、「おお、今日から事業仕分けか」と紹介されていたネット中継のサイトを見て唖然。

事業仕分け自身の迫力がかなりあったこともあり、@soranoさんによるUSTREAMを使ったライブ中継+ツイッターの臨場感はすごかった。
ちょうど前夜から、死体遺棄容疑でしかない市橋容疑者に群がる無意味な報道陣の映像を、嫌と言うほど見せられてうんざりしていた。それもあって、事業仕分けのライブ配信では、メディアとしての斬新さと「これは日本の行政史上画期的なことだ」との思いが交錯し、一人で興奮しながら映像に見入ってしまった。

午後、朝日新聞社の3名に仲介役の私の友人Sさんを加えた4人が来社。
相談というか懇談的なものだったけど、話題がインターネットだったので、そらのさん配信の映像を見てもらったところ、4人とも非常に興味を持ったようだった。

その中の一人、朝日新聞編集委員の一色清氏は、『報道ステーション』でちょうどこの時のことをコメントした。古館さんはピンと来なかったかもしれない。でも、この感覚は実際にあの映像とツイッターのタイムラインを見た人じゃないと実感として掴めないんじゃないかな。

ライブ中継は、行政刷新会議のサイトでも流していた(これはこれで素晴らしい!フルゲンさん頑張った)ようだけど、やはり臨場感と迫力で言えばそらのさんの中継に優るものは無かった。夜のニュースでも、やはりこの迫力は出せていなかった。

この「そらの」さん。郵政選挙の時の泉あいさんを思い出させる。

若い女性が、一人でデジタルガジェットを持ってどこにでも突っ込んでいく。
泉さんは、ただのブロガーだったのに、各政党の党首・幹部クラスに次々と単独インタビューを申し込んで実現させた。今は元気かなあ。

そらのさんも、どこにでも飛び込んでいく。そしてライブ配信をしてしまう。

「お金がない」というのも二人に共通しているようだ(^^;。つまり、営利目的ではなく、個人的興味?と社会的責任?と自己実現?・・・良くわからないけど。
これこそ本人にこちらがインタビューしたいくらい。おそらくそういった話もすでに来ていることでしょう。

この事業仕分けは「完全公開」であり、一般市民が傍聴することができる。
公式サイトでのライブ配信もあったけど、そらのさんのライブ配信は、これこそ最先端の市民記者であり、私は「市民ジャーナリズムもここまで来たか」と感慨にふけるのである。

本当は、JanJanで記事に動画を入れられるようにしたときも、ライブではないにしてもこういった市民記者+映像のスタイルは想定していた。でも出来なかった。それはきっと、そらのさんのような人物が登場しなかったからでしょうね。

まだ事業仕分けは続くので、このライブ配信も続くようだ(資金は大丈夫なんだろうか?)。

事業仕分けは、仕分ける方も仕分けられる方も、かなりきつい精神状態の中で業務を進めていくことになり、冷徹にも映像はそれをそのまま流し続ける。それをそのまま国民が編集無しで知ることの出来るメリットは限りなく大きい。

事業仕分けのあとも、おそらくそらのさんは注目されるでしょう。
たまたま今日、朝日新聞の3人と、夕方にメール配信の件で打ち合わせした勝谷誠彦氏に、そらのさんを紹介した(と言っても私も面識無いんだけど(^^;)ことは、偶然ではなく必然であったと思いたい。

11.10火 GTD手法に基づいたToDo管理ソフト『Things』は素晴らしい

2009年 11月 11日 水曜日 1:40 AM Comments off

今回は、久しぶりにMacな話です。

私は、自分の実力などそっちのけで、いろんなことにすぐ首を突っ込んでしまい、細かなタスクを山のように抱えているので、自分が何をやるべきなのか、最近分からなくなることがある。

そこで、今までいくつかのToDo管理ソフトを試してきたけど、夏休みの宿題や日記よろしく、3日坊主で終わってしまった。

「几帳面ではない」という性格的なものもあると思うけど、何か理由があるに違いない。

そう思って考えてみると、

  • 守れなかった時のフォローがうまくいかない
  • 次から次に湧いて出てくる仕事を記録しきれない
  • 達成したリストを削除してしまうので達成感がない

こんなところかな。

一番最近は、MacのMailに付属するToDo機能を使ってみたけど、やっぱり3日坊主。iPhoneではメモ帳やエバーノートに「今日やること」として通勤時に電車の中で入力してみたけど、やっぱりこれもだめ。

「困ったなあ」と思っていたところ、MacFanの裏に『Things』の広告を見つけた。

Things

わらをも縋る気持ちで(ちょっと大げさ(^^;)買って早速使ってみたところ・・・。

これは良い!

things何が良いかというと、まずはライフハック(Lifehack)の中で最近注目されているGTD(Getting Things Done)そのものの考え方。

簡単に言うと、頭の中にあって忘れないように頑張っている「やること」を、すべて吐き出してしまい、それらを忘れてしまっても良い状態にして、目の前の仕事に集中できるようにする、という手法。

つまり、次々に湧いて出てくる「やるべきこと」をとにかく全部記録してしまうことによって、常に頭の中をスッキリさせておくということだ。

そのために、「9月5日までに車検を済ませる」とか「銀行に行って住民税を払う」なんていうのまで放り込んでおけるので、いちいち忘れないように気を張っていることも無い。

守れない場合は、分類の仕方やタイトルの付け方が悪いので、すぐに変えることが出来る。

達成したタスクは、「ログブック」として倉庫に入れておくことが出来る。

複数人で仕事を行う場合は、「プロジェクト」を作り、複数のToDo項目を担当者に振り分けて進捗を管理することができる。

iCalやiPhoneをの同期が可能。電車の中でチェックしたり、今までと同じようにiCal とMobileMeで複数Macの同期も可能。

などなど。

「これなら俺にもできるかも」と思わせる機能が、絶妙なバランスで盛り込まれている上に、ユーザーインターフェースの勉強にもなる。本格的なプロジェクト管理ツールではないけど、少人数で短納期の仕事が山ほどある場合は有効だ。

久しぶりに胸躍るアプリケーションに出会った感じ。

ちょっと調べてみると、OmniFocusという優るとも劣らない素晴らしいアプリケーションもあるけど、どちらも同じくらい素晴らしい、というのであれば、とりあえず目の前のものを使いこなしてみましょう。

こちらも一年前の記事だけど参考になりました。

新世代 GTD アプリ、OmniFocus と Things のどちらを選ぶ?

さあ、これで仕事の質も上がるか!(←単純)

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11.9月 大河原雅子議員とゼミ生の懇談/『湘南国際マラソン』メタボ奮闘記

2009年 11月 9日 月曜日 17:30 PM Comments off

久しぶりに私個人の近況報告などを少々。

先月、長野市長選挙が盛り上がっていた10月22日。

私のゼミ生を連れて、議員会館に行ってきました。
目的は、昨年も行った大河原雅子参議院議員との懇談。

今回は、

  • 八ッ場ダムについて
  • 食の安全について
  • 民主党政権になって
  • 学生との一問一答
大河原雅子議員とゼミ生と私

大河原雅子議員とゼミ生と私

で一時間を予定したら、なんと最初の八ッ場ダムで40分以上になってしまい、途中を全部すっ飛ばして学生の質問も3人だけ。さすがに八ッ場ダム問題に関して大河原さんは深さが違う。
マスコミの記者だって、社費で取材しているわけだから、安易なタイトルと内容で一丁上がり、みたいな記事は止めてもらいたいものだ。

あっという間に終わった1時間だったけど、昨年に続いて学生には非常に良い刺激になったでしょう。民主党も大河原さんのような議員ばかりだったら良いのに、としみじみ感じた一時間でした。

・・・
昨日 (8日)は、ツイッターで突然お知らせしたように、なんと湘南国際マラソンに出場しました。

エントリーした時は、もちろん完走するつもりだったけど、その後百日咳にかかり、何とか治まったと思ったら総選挙、長野市長選挙と立て続けに大型イベントが続いて、気がついたら大会2週間前。
まあ、夏休みの宿題みたいなもので、本人にイマイチやる気が起きなかったのかもしれませんね。 メタボのままだし。

慌てて1週間前に10キロ走ったらヘロヘロで、膝も痛めてしまい、ぶっつけ本番となりました。

さて、当日は朝5時半起きなので、緊張したのか眠れず、結局一睡も出来ずに会場へ。

スタート、ゴール地点になる大磯プリンスホテルは、人、人、人!
定員はフルマラソンで12,000人、10キロコースが8,000人。合わせて2万人以上の人たちがいたわけなので、更衣室も荷物置き場もトイレも長蛇の列となっていました。

結局私は直前まで皇居の周り(5km)も満足に走れなかったため、目標を「10キロ以上」としました。

人混みの中でトロトロしていたらレースは始まってしまい、私はおよそ20分遅れでのスタート。

7キロくらいまでは快調!

沿道での声援がメチャクチャ気持ちイイ!
マラソンや駅伝を見ながら「こんな声援を受けて走ったら気持ちいいだろうなあ」と思っていたのは正解でした。別に私に対する声援じゃないのに、「がんばれー!」という声援をもらうたびに元気が出てきます。

10キロを超えてから、しんどくなってくる。

ペースをかなり落としているつもりだけど、周りには私よりも遅い人たちも多いので、気分的には楽でした。とにかく風が気持ちイイ!
しかし、自分の限界を超えているので、かなりしんどくなってきました。

15キロを超えて、足に異変が。

ふくらはぎに「ピリピリ」という軽い痙攣のような症状が。後から聞くと、どうも水分が足りなかったようです。

16キロを超えて、攣(つ)りそうな感じ。

少し走るとふくらはぎが攣りそうになるので、道路脇でふくらはぎをマッサージしながらとにかく進む。

17キロ過ぎ、いよいよ限界か。

もう、連続して走ることができなくなり、身体全体が痺れる感じになってくる。

18キロでタイムオーバー。この時の時刻が11時46分。

第二関門(19.2km)の制限時刻が11時46分。
とうとう、時間切れでタイムオーバーとなってしまいました。
ちゃんと9時にスタート出来ていれば第二関門は通過できたのに、残念。
でも、18キロの時点ですでに走れなくなっていたので、やはり限界でしたね。

あと500mで江ノ島の折り返し地点だったので、本当に残念でした。

その後は立っているだけで足は攣りそうになるし、一日経った今は全身の筋肉痛と足の痛みで、満足に歩くこともできません。

しかし・・・

楽しかった!
天気も良かったし、参加者もみんな楽しそうで、こんなに楽しいものだとは思いませんでした。

次回はここをくぐるぞ!

次回はここをくぐるぞ!

おそらく3年前だったら「根性で42.195キロ走り切れよ!」「完走ぐらいできるだろう」と思っていたでのしょうが、今は完走できる人はみんな尊敬しています。

さて、これからは・・・。
まずは、足を痛めないように靴を調製し、長距離を走りきれるようにもっと多く走るようにして、何はともあれ身体を軽くしなくちゃ。やっぱり今は重すぎる。
リタイヤ組のバスで周りを見たら、やはりメタボ系が多かった(^^;。

今回の大会に誘ってもらったことに感謝して、次を目指すぞ!

本当は、走った後のビールが最高だったので、もう一回これを味わうぞ!

11.4水 公選法改正、インターネット解禁は、特に地方議会に大きな変革をもたらす。

2009年 11月 5日 木曜日 2:39 AM Comments off

いよいよ選挙でのインターネット解禁が現実的となってきた。

ネット選挙解禁へ論点整理指示 原口総務相(47News)

ただし、まだ具体的なことは明らかになっていない。

原口氏は「国民に情報をしっかり提供し、選択の自由をさらに行使できるようにしたい」とネット解禁の必要性を強調。同時に、公選法改正は議員立法が基本とした上で「公選法を所管する総務省としても、論点整理とネットでどういうことができるか検討が必要だ」とした。

ネット選挙運動:解禁、公選法改正へ 来夏参院選にも--政府方針(毎日jp)

鳩山政権は3日、ホームページ(HP)の更新などインターネットを利用した選挙運動を解禁する方針を固めた。ネット選挙解禁は民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込まれており、来年の通常国会で公職選挙法改正案を成立させ、来夏の参院選での実現を目指す。

私にとって、公選法との戦いは2000年の長野県知事選からだったので、約9年間に渡る。

その間、いろんなところに書いてきたが、とりあえずネットで見られるものとしては、主に以下がある。

『政策空間』

インターネットでの選挙運動を標準化せよ(2003年8月)

あなたのブログはまちがっている ―政治活動ツールとしての可能性―(2004年7月)

「公選法の壁」-インターネット“解禁”には気をつけろ!(2005年11月)

『ザ・選挙』(2006年7月)

インターネットと選挙(1)公選法に記載されていない現状とは

インターネットと選挙(2)公選法改正対決

インターネットと選挙(3)選挙はこうなる!

この中で特に主張したいことは、「選挙でインターネットが使えるようになると、有権者側が変わる」ということと、「解禁になったからと言って何でも出来るわけではない」ということだ。

自民党の勉強会に2回呼ばれてゲストスピーチした時も、同じようなことを話した。

インターネットが使えるようになると、選挙は大きく変わる。

今まで、ポスターぐらいでしか候補者を選ぶ手段が無かった地方議会などは、劇的に変わるはずだ。

国政は、およそ8割以上が公式サイトを開設しているし、マスコミが盛んに報じる(政局主体だけど)ので、その気になればかなり人物評価ができる。

しかし地方議会は、私の感覚だと公式サイトを開設している議員は3割くらいで、投票するために参考にするのは、

ポスター
選挙公報(首長選のみで、出すかどうかは自治体ごとに決める)
政策ビラ(枚数が限定される)
法定ビラ(内容にかなりバカバカしい制約がある)
街頭演説(握手した方が効果は高い)
知人かどうか

程度しかない。

つまり、政策、実績、人物などで選ぶことが今までは出来なかった。しかし、ネットが解禁となると、どれも的確に見せられるようになる。

ネット解禁で問題になるのは「誹謗中傷」や「なりすまし」だ、と報道されていて、今までそれが自公政権下でネット解禁を阻む最大の理由となっていた。

しかし、ちょっと考えてみるとわかるのだが、誹謗中傷は現行の公選法で対応できるし、「なりすまし」は選挙に影響を与えない。もし影響が大きいとしたら、それは閲覧者が多いということで、誰かがなりすましても、今であれば24時間以内、早ければ3時間以内に本人でないことは確定出来ると思う。

また、

ネット関係者からは「海外のサーバーを使った場合、開設者を特定するのは困難」との声がある。(毎日jp)

どんなネット関係者か知らないけど、「海外のサーバーを・・・」は10年前からある話で、今はあまり意識する必要はない。海外サーバーを警戒するのは、「誹謗中傷や成りすましを行っている人物の特定が困難になるのと、問題あるサイトの閉鎖を強制することが困難」という理由からだが、そもそも得体の知れないサイトの信頼性は低く、選挙に与える影響も低いはずで、公式サイトの信頼性と速報性が高くなれば大抵のトラブルには対処できる。

そして、「なりすまし」を意味無くさせるためにも、急激に公式サイトの開設が進むはずだ。「なりすまし」を防ぐためには、本人がネットに存在することが一番だからだ。

ネットが使いこなせない政治家は、次第に淘汰される。しかし、ネットが使える政治家が当選するかというと、そうでもない。このあたりは、候補者の負担が増えるようにも思えるが、要は、自分の日ごろの活動を、いかに効果的に発信できているか、ということが重要になる。

他にも、いろんな変化が起こり、いよいよ当落にも影響するようになってくる。

それは、国会よりも特に自治体において顕著だ。

つまり、地方議会に大きな変革が起こるようになる。

先日書いた、「実は公選法を改正しなくても、インターネットを解禁できる方法がある」というのは、総務相の見解を今までと変えるだけで、インターネットを解禁出来るというものだが、来年の通常国会で公選法改正案が出るのであれば、特に必要ないかもしれない。

10.30金 長野市長選挙エピソード3 高野登氏擁立/ベステンダンク

2009年 10月 31日 土曜日 3:21 AM コメント 4 件

長野市長選挙に関しては、とりあえずこれで終わりにします。
個人的には、まだ引きずってます。

・・・
高野登さんの擁立は2年前に遡る。

田中康夫元知事が3度目の知事選で敗れたあと、その時田中さんに投票した53万人の思いを次の長野県政につなげていこうと、平野稔氏(平安堂会長)は独自に次の知事候補を探し出した。

私は、2002年に東京に出てきてから長野県政には関わっていなかったので、時折平野さんの相談を受けるような形になっていた。
みなさんは、平野会長をどうイメージしているでしょうか。
彼は、正義感に溢れた熱血漢で、決してぶれることはない。思いやりと気配りで私のような若造(そんなに若くもないけど・・・)にも常に丁寧に接してくれる人だ。

あまりに芯が強いので、相手によっては衝突することもある。しかしそれはお互いの目線が異なる場合であり、平野さんは常に市民目線で考えているので、相手がそうでなければ誰であっても対立することになる。

平野さんから相談を受けた私は、つい思いつきで「地域政党を作りましょう」と言ってしまった。

そして出来たのが地域政党『新しい信濃の国』なのだが、器だけ出来ても実質的な中身(事務局)がないので、なかなか活動を進められない状態で今日まで来ている(詳しくは『電網参謀』・・・って、こればっか(^^;)。

2008年には松本市長選挙に中途半端に関わって惨敗してしまい、「次は自分たちで候補者を擁立して、積極的に関わらなければ」という思いが強く残った。

一応、知事候補と長野市長候補を並行して探していたが、まずは長野市長を変えなければ始まらないということで、市長選の勝利を目指して最高の候補者を捜すことになった。

そして複数人の人物を挙げたが、これといった決め手がなかった時に現れたのが高野登氏だった。

平野さんが高野さんを知ったきっかけは割愛するが、一度会って「この人物しかない」と感じたようだった。私は平野さんから話を聞き、ネットで調べ、著作を読み、そして本人に会って「この人しかいない」と感じた。

今までの改革派首長の多くは、県庁や市役所の職員を「市民にお仕えする公僕」と捉えて、それまでのぬるい仕事っぷりを直したり、より市民のために身を粉にして働くことを強要する。

しかし、高野さんは違う。
おそらく、首長になれば職員を非常に大事に考える。職員が安心して働ける職場環境を作り、目標を共有し、市民の満足が自分の満足に繋がる意識をみんなで作り上げていくことができる。

そうなると、自然と業務は改善され、市民と市政の距離は縮まっていく。

これが絵空事でないのは、すでにリッツカールトンという成功例があるからだ。
そのまま行政に当てはめれば良い。

だから、高野さんは、日本で初めての『ザ・行政』に取り組むはずだった。

それを政策チラシに織り込むために、「日本一」ということばを使った。
これも、高野さんがリッツカールトンで実現してきたことであり、長野市でも必ず実現できると確信できることだったからだ。

これに関しては以前書いたとおり
コンクリートよりも人を大切にする市政で、「日本一」を目指す

さて、高野さんを見つけたまではよいが、立候補を決意してもらうのは簡単にはいかなかった。

ホテル業界を牽引し、全国を飛び回り、数々の街おこしにも関わっている高野さんに、故郷だと言っても、いきなり政治家となって一地方都市の首長になる決心をさせるのは不可能だと思われた。

この詳細も割愛させてもらうが、結局、平野さんや私を信じてもらうしか無かった。

私が今でも引きずっているのは、この信頼を裏切ってしまったからであり、先日も書いたが、致命的なミスが何件かあったからだ。

一つは、民主党との一本化に失敗したこと。

これは先のエントリーでも書いたように、民主党がA氏擁立に失敗した時点で、「最終的には高野さんで決まるな」と思いこんでしまった。民主党側が言った「私たちは選挙を何十年もやってきているプロだから」というセリフをそのまま信じてしまった。選挙のプロが、みすみす最高の候補者を前にして、共倒れの恐れが出るようなことをやるはずがないと思いこんでしまった。

次に、メディアの調査と街の反応を信用しすぎてしまったこと。

以前も書いたように、とにかく反応が良かった。告示日にいっしょに回ったが、何度泣けてきたことか。それほど市民の反応は熱いものがあった。
期日前投票の出口調査も良かった。投票前の水曜日あたりでは互角の情勢分析が出ていて、出口調査と街の反応で「勝てる」と思ってしまった。
本当は、接戦の場合には最後の24時間でひっくり返すことが可能だ。以前の桶川市長選で最後の2日でひっくり返された事例を知りながら、「自主投票」を決めていた某団体に対してノーマークになっていた。

三つ目が、現場に入れなかったことだ。

私が現場にいたからと言ってどうなるものでもないが、東京にいるとどうしてもワンテンポ判断が遅れるのと、現場の空気がわからないので強い指示と適切な判断を出せなかった。正直言って遠慮していた部分もあった。

この他にも「もっとこうすれば良かった」といった反省はいろいろある。

高野さんは、私のことを100%信用してくれた。私の本を読んで、会って間もないのに、私が提案することは何でも前向きに取り入れようとしてくれた。高野さんが退路を断って来ているのだから、私も退路を断つぐらいのことをやるべきではなかったか、と思ったのだが、それは後の祭りだった。実はこれが最大の後悔となっている。

しかし、すでに終わってしまったことだ。次を見なくてはならない。

長野市民にとって期待が持てそうなのは、3期目の鷲沢市長が、投票日翌日に「いただいた5.8万票より、反対票が9万票近くあった。今回の選挙は完敗です」と発言したとされることだ。

実は、平野さんは鷲沢さんに対して「彼は人間は悪くない。若い頃にお父さんを亡くし、学生のうちから社長として車で送り迎えされるようになってしまったので、一般市民の感覚がわからないのだ」と言っていた。また、4年前の選挙で投票率が37%しか無かったことに対し、鷲沢さんは「これでは信任されたことにならない」と激怒していたという。本当は、市民の声を聞きたいのではないだろうか。

私が会った「市民」にはすこぶる評判悪かった鷲沢市長だが、一般の「市民」にはそれほど悪い印象は無かったのではないか。
これは最初から危惧していた。今まで、選挙に関わる「市民」が「現職は最低ですよ。市民の間でも評判が悪いんです」 と言っているのに、実際はほんの一部の「市民(活動家)」に評判が悪いだけで、蓋を開けたら惨敗したケースを何度も見てきたからだ。

私は、鷲沢さんのコメントを聞いたとき、安倍さん、福田さん、麻生さんの「自民党末期トリオ」を思い出した。決して彼らは人間的に悪いというわけではなく、生い立ちが原因で一般市民の気持ちがわからないだけなのだ。

鷲沢さんはどこまで変われるか。おそらく、市民が市政への感心を落ち続けないと、なんとなく4年が過ぎてしまい、また同じ光景が繰り広げられることになるだろう。

主導権は市民にあるのだ

今日、間違って「高野」で検索して、高野寛のビデオを見つけてしまった。

高野寛さんは、いわゆる「ミュージシャンズ、ミュージシャン」で、端正な顔立ちが災いしたのか、過小評価されているが、同業者にもファンが多い実力派のミュージシャンだ。

彼の作品で私が最も好きな、「ベステンダンク」という曲がある。なんとトッドラングレンがプロデュースした名曲だ。
ドイツ語で「最大限の感謝」という意味らしい。

もともと曲を気に入っていたのだけれど、歌詞をちゃんと見たら市長選を思い出して、また目頭が熱くなってしまった。

この声は小さすぎて
君の元までは届かない
例えそれを知っていても
叫ばずにいられない

(これ以降はこちらをご覧下さい)

高野さんの演説は決して絶叫型ではなかった。淡々としたしゃべりが、じわりじわりと染み込んでいくような演説だった。しかし心では叫んでいた。「市民に届け」と念じているようだった。

これはアコースティックバージョン
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こちらはプロモーションビデオ
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10.29木 長野市長選挙エピソード2 公選法とインターネット

2009年 10月 30日 金曜日 1:45 AM Comments off

通常、公選法違反というと大きく分けて2つある。

ひとつは、お金が関わるもの。

組織や団体の票をとりまとめるために個人に現金を渡したり、投票を依頼する代わりに現金を渡したりするものだ。飲食物を奢ることも禁止されている。たとえば、選挙の運動員や有権者の飲食代を奢ることも違反となる。有権者に物を送ったり手渡したりすることも違反だ。

もうひとつは、お金が関わらないもの。

多いのは、文書掲示違反。
ポスターを貼ってはいけないところに貼ったり、認められていないチラシを配ったりするものだ。集会などで、パワーポイントを使って政策を紹介するのも違反となる。

インターネットに関しては、1998年に『新党さきがけ』が総務省(当時は自治省)に「ホームページの開設と公選法の関係について」問い合わせを行い、自治省行政局選挙部選挙課がそれに対して回答したことがすべてである。

以下のような解釈だ。

公職選挙法の「文書図画」とは、文字若しくはこれに代わるべき符号又は象形 を用いて物体の上に多少永続的に記載された意識の表示をいい、スライド、映画、 ネオンサイン等もすべて含まれます。したがって、パソコンのディスプレーに表 示された文字等は、公職選挙法の「文書図画」に当たります。(自治省行政局選挙部選挙課)

つまり、公選法にはインターネットに関わる記述は全く無く、すべてこの無理な「解釈」で進められている。

そこで、「公選法を改正してインターネットを選挙で使えるようにしよう」という声が以前から上がるのだが、自公政権下では不可能だった(詳しくは「電網参謀」をお読み下さい:宣伝(笑))

今回の選挙はどうだったか?

鷲沢氏はマニフェストを掲載した公式サイトとブログ。小林氏は何も無い。ちなみに、鷲沢氏のサイトにある「ご支援、ありがとうございました」の文言は、総務省の解釈どおりにいくと実は公選法178条違反となる。

ただ、私はこの公選法の解釈は全く意味がないと考えており、もし警察が違反を知ったとしても、誰かから告発がなければおそらく警告しない。その程度のものだ。

翻って高野陣営はどうか?
高野さんは公式サイトを持っていない。
そこで、政治団体『わくわく!ながの』のサイトがその代わりとなっている。

ここにも「たくさんの応援ありがとうございました」とあるが、これは、エントリータイトルの
「わくわく!ながの」を応援していただいたみなさまへ
にかかっているので、高野さんが挨拶をしているのではなく(写真はそう見えるけど)、公選法違反にはならない。

実は選挙期間中、左メニューにある「今後のイベント」が公選法に抵触しているのではないかという話があった。

実際に警察から警告を受けたかどうかはわからないが、担当者に聞いたところ、「私も知らないけど、連絡はあったみたい」とのことだった。

日付が変われば表示も更新されるので、見た感じでは更新しているように見える。

しかし、これは公選法違反にはならない。

実は、このイベントデータは告示日前に全部入力が終わっているものであり、表示だけが自動的に日付に合わされていたものなのだ。

システム的に見ると、時計やカウンタと同じ。

さらに、メニュー後方にある「ツイッター」のブログツールは、すでに入っているデータをランダムに表示させているだけであり、これも更新しているように見えるが何も手を付けていない。

「人間だろうが、システムだろうが、更新は更新だ」という理屈もあるだろうが、そうなるとサイト内の写真をランダムに表示するものや、アクセス数に応じて表示位置が変わるものなど、すべてダメだと言うことになる。現実問題として、そこまで厳密にやろうとすると、「そもそも、なんで告示日以降の更新が『文書図画の頒布』になるのか?」という原点まで戻ってしまうので、実際は不思議なことに誰も違反を犯せないことになるのだ。

つまり、最近よく見かけるブログツールのようなものを入れて、自動的にニュースが表示されたり、天気が表示されたりするものが、「文書図画の頒布」にあたるかどうかという判断は、おそらく誰にもできない。

なので、もし警察から「ホームページを更新している」と警告を受けた場合は、「更新していません」とちゃんと説明すればよいと私は考えていたが、電話を受けたスタッフが気を回して、イベント表示の機能を止めたようだ。

話は飛ぶが、Yahoo!が公選法改正に向けた署名活動を始めた。

「今年と同じ選挙でいいですか?」 ヤフー、ネット選挙活動の解禁求め署名活動(ITmedia)

今まで「公選法を改正しよう」と主張していた民主党が政権を取ったので、後回しにされないように尻を叩こうという企画で、これはこれで進めていくべきだと思う。

しかし、実は公選法を改正しなくても、インターネットを解禁できる方法がある

これに関しては、また場を改めて。

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